2000.9.17(日)  親子バイクスクール in 新潟 ◆新潟テルサ駐車場

いよいよ、開催されましたNMCA日本二輪車協会主催の”親子バイクスクール”です。
今回このレポートは少し詳しく紹介してみようと思います。感想は最後に書きますが、かなりよくできたスクールです。親子の関係や、社会的なルールの勉強、他の人とのかかわりあい、バイクのよさ等々が、この1日に凝縮されている感じでした。順を追ってご紹介します。
まず、朝一の全体のミーティングです。諸注意そしてインストラクターの紹介。
女性のインストラクターも多く大変お世話になりました。場所はテルサの会議室を使用しました。

 

参加者一人一人の自己紹介をします。お子さんは学校名、学年、名前を発表し、お父さんは、自己紹介と何故参加しようと思ったかを発表します。ここで、結構楽しい雰囲気になり、いろんな目的があるんだなぁ・・と親は納得させられるのでした。

代表の親子の方が、宣誓をします。今日1日、安全に楽しく、目的をもって参加します。という内容でした。同じ書面を参加者は全員サインをして提出します。これも教育的配慮といったところでしょうか。

 

室内の講義が終わり、いよいよ外で実技のはじまりです。最初は、必ず柔軟体操です。全員でやります。この後、装具を借りて、いよいよ本番です。

全体で4グループに分けられます。グループ分けは学年別のようでした。今回の会場”新潟テルサ”の駐車場の風景です。この日は隣で4輪車の中古車フェアと産業振興センターでイベントがありましたが、このスクールは注目の的でした。

 

さて、いよいよスクールの開始です。
まずは、各部の説明、「マフラーは熱いよ」「引っ張るときはアクセルの内側を持ってネ」「これはなんだ?」上手に説明してくれます。真剣に話を聞き入りました。

最初はエンジンをかけないで、手押しからはじまります。バイクに慣れて、エンジンをかけて練習を始めると10分もすると、ほとんどの子供が(全員といったほうが良いかな)乗れちゃいます。これにはかなり驚きです。初めてのエンジン付きを子供は簡単に乗ってしまいます。更に、あまり転倒する子も少ない事に、またまた驚きです。この辺から子供の目が光だします。

 

楽しいお昼休みです。普段、子供とアウトドアなんてすることもないので、バイクの話をしながらの昼食は楽しいです。早く乗りたくて、ご飯を食べて直ぐにバイクのところへ行ってしまう子供も多かったです。なんとなく気持ちは分りますよね。

お昼休みに合わせて、県警の”ゆきつばきレディース”の白バイの女性隊員の方がいらっしゃいました。白バイに跨らせてもらい、かなり好評でした。その後少し、隊員の方から、自転車に乗るときの注意事項や、交通安全についてのお話を聞きました。

 

お昼からの走行はパイロンを回ったり、全体で走ったり、バイクでゲームをしたりと、よく考えられたプログラムでした。子供の後ろを親が走ったり、その逆で走ったり、確実に上手になって行きます。「お父さん、よく大きなバイクを簡単に乗ってるね。凄いね」父親の権威の復活を垣間見た瞬間もありました。時間の経つのも忘れて、楽しく乗り回しました。楽しい時間でした。
今回は、天候があまリ良くなく、雨が降ってきましたので、予定より少し早く実技を終了しました。

そして、閉会式です。インストラクターの講評の後、一組ずつ、写真付きの修了証書が送られます。どの子も嬉しそうにもらっています。この後、親はアンケートを記入し、子供は絵日記を書きます。どんなことがかかれていたのでしょう?その後、親子で握手して、挨拶をします。こんなことは滅多にできない経験です。更に、前後の参加者の方と握手をします。なかなかいい思い出になりました。

 

男の子も女の子も参加してます。これが修了証書です。

このスクールは全国で行われていますが。いつもすぐに定員になってしまうそうです。バイクは、使い方によっては危険な乗り物です。しかし、うまく使えばこんな楽しくて便利な乗り物はありません。”3ない運動”のように”臭いモノにはふた”では無く、きちんと教えてさえあげれば事故もなくなるハズですし、小さいときから教えれば、交通マナーや、思いやりといった人としての基本的なことが学べる道具だと思います。親は子供の以外な一面を垣間見れますし、子供は親の凄さ?が感じられ、コミュニケーションがずっと進む気がします。
今回のスクールは、新しい子供の発見と、バイクの発見もありました。帰りの参加者のみなさんの笑顔が印象的でした。また、たぶん開催されると思います。(いつになるか分りませんが・・たぶん来年だと思います)今、学校でもいろんな問題もあるかと思いますが、是非、バイクを有効に使って欲しいものです。家庭や学校で、子供がおかしいな・・と思ったら、是非参加してみてください。きっといい道が開ける材料になるのではないかと思います。